はじめに:合法?詐欺?マッチングアプリの課金構造
近年増えているマッチングアプリ。
無料で始められる反面、有料プランには落とし穴があるのをご存知ですか?
今回は、私が実際に体験した「with」というアプリでの課金・返金トラブルから、“儲けの裏側”を紐解きます。
※本記事は【悪用厳禁】です。あくまで注意喚起と業界構造の分析を目的としています。
実体験:3日で解約しても1,400円しか返ってこなかった理由
私が実際に体験した流れ:
- withで90日プラン(約9,000円)に加入
- 3日で解約希望 → 返金額はわずか1,400円
なぜ?
- 利用日数が1ヶ月未満でも「1ヶ月分」としてカウント
- 手数料3,000円を一律で差し引く
- 自動更新を止めるには「即時解約」しかない(残り期間は使えない)
つまり、返金できるとは言うけれど、実質ほとんど返さない設計なんです。
🔻 記事内例(WordPress・note共通)
実際のwithの利用規約には、以下のように記載されています:
第9条(有料プラン)より一部抜粋
「なお、1週間プランを除く、有料プランは会員がご自身で自動更新を停止されない限り、自動的に更新されます。クレジットカード決済の場合における自動更新の停止は、本サービスのマイページの会員ステータスから停止することが可能です。」また、返金に関しても以下のように記載されています:
「返金額 = 会員が実際に支払った額 - 利用された月数(ひと月に満たない利用日数がある場合、切り上げてひと月として算定)× 1ヶ月プランの金額(割引のない金額)- 事務手数料3,000円」
…つまり、「1ヶ月未満の利用でも1ヶ月としてカウント」され、さらに「一律で3,000円引かれる」ため、ほぼ返金されないことが前提となっています。
赤線の部分は自動更新の停止=解約の事を表しています。
ビジネスモデルとしては“非常に合理的”
この仕組みを収益構造として見れば、企業側には以下のようなメリットがあります。
▼ 儲けの仕組み
- 自動更新をデフォルトONにしておく
- 停止方法は「解約」だけで、即時サービス停止
- 返金は「規約に基づく」名目で低額
- 不満が出ても「利用規約に同意したでしょ」で押し切る
この手法は他業界にも応用されている
以下のような業種・サービスでも、似たような構造が使われています。
- オンライン占い、恋愛カウンセリング
- チャットレディ・配信アプリ
- 動画編集ソフトや学習アプリ(サブスク)
- 英会話アプリやダイエット指導系オンライン講座
まとめ:知っている人だけが“損をしない”
ビジネスとしては“見事な設計”。
ただし、その裏で多くの人が損をするようにできているということを忘れてはいけません。
- この仕組みは儲かる
- でもその分、誰かが失っている
その事実を知った上で、今後アプリやサブスクを選ぶ際にはぜひ契約前に「更新・返金」のルールを確認しておきましょう。
※再掲:悪用厳禁
本記事は、グレーゾーンの課金モデルを知識として紹介するものです。
実際に同様の手法でビジネスを展開する場合は、法的・倫理的リスクを十分に理解してください。
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